この記事でわかること
- 世界有数の美食都市「サンセバスチャン」とは?
- 三重県・多気町にある複合施設「VISON(ヴィソン)」で体験できるバスクの魅力
- 食好きにおすすめの“予行演習的ロングステイ”
食と旅が交わる夢、サンセバスチャンへの憧れ
旅の目的は人それぞれ。私にとっての旅の原点は「食」です。市場で香るスパイス、通りに漂うパンの焼ける匂い、そしてその土地ならではの一皿。
だからこそ、ずっと憧れている場所があります。スペイン・バスク地方のサンセバスチャン。美食を愛する旅人にとって、まさに聖地。人口わずか18万人の海辺の街に、ミシュラン三つ星が複数。そして何より、数百軒のバー・ピンチョス店が集まっている旧市街の「バル街」は、まさに食の遊園地のような場所です。
正直まだスペインには足を踏み入れたことがありませんが、食の旅としてサンセバスチャンは“人生のTo-Goリスト”の最上位に位置しています。
そんな私が向かったのは…三重県・多気町「VISON」
とはいえ、サンセバスチャンはすぐには行けない。
そんなときに出会ったのが、三重県・多気町の「VISON(ヴィソン)」という巨大複合施設。最寄りの伊勢自動車道・多気ヴィソンスマートICから直結ですが、伊丹空港からレンタカーで向かうと、なかなかのドライブ旅でした(笑)
でも、それだけの価値があった。
VISONは「癒し、食、学び」をテーマにした、自然と調和する新しい里山リゾート。なんとこの場所には、サンセバスチャンのエッセンスを詰め込んだエリアがあるんです。

現地の味を、日本の里山で
VISONの「和ヴィソン」エリアに入っているのが、スペイン・バスク地方からやってきた飲食店たち。
なかでも、人気バルのシグネチャーピンチョスとフルーティなサングリアは、五感を完全に持っていかれました。素材の温度、香り、塩気のバランスまで、まるで現地にワープしたようなクオリティ。
また、バスク料理をベースにしたレストランの分店もあり、現地で人気のタパス料理が日本仕様にアレンジされつつも、そのエッセンスは健在です。

ロングステイというより“美食ショートステイ”、でも予行演習にぴったり
VISONには宿泊施設や温浴施設も併設されていて、1泊2日でも、濃密な“食のロングステイ”体験ができます。
食が好きな人、旅に意味を求める人へ。
VISONは、日本でできる“旅の練習”のような場所かもしれません。
(参考)Vison公式サイト https://vison.jp