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美食の都サンセバスチャン。前回の記事では“暮らすように旅する”魅力を紹介しましたが、今回はその中心にある「旧市街(パルテ・ビエハ)」の名物、ピンチョスバルに注目します。
石畳の路地にずらりと並ぶ数百のバル。その中でも「味・人気・入りやすさ」の三拍子が揃ったおすすめ10軒を、代表メニューと共に厳選しました。ロングステイ旅行者も、まずはここから始めてみませんか?
🍷1. Bar Sport(バル・スポルト)
老舗の安定感。カニの甲羅焼きやフォアグラのソテーは、日本人にも親しみやすい味。
🍷2. Borda Berri(ボルダ・ベリ)
カウンターに並ばない「注文式」の創作ピンチョス。キノコのリゾット風や牛ホホ肉の煮込みが絶品。
🍷3. Taberna Gandarias(ガンダリアス)
肉好きに人気。串焼きヒレ肉「ソロミーヨ」は赤ワインと相性抜群。
🍷4. La Cuchara de San Telmo(ラ・クチュラ)
創作ピンチョスの実力店。フォアグラ×リンゴ、牛ホホ肉の赤ワイン煮など一皿一皿に驚きあり。
🍷5. Bar Txepetxa(チェペチャ)
アンチョビ専門。酢漬けアンチョビ×イクラなど、発想の勝利。写真付きメニューあり。
🍷6. Bar Nestor(バル・ネストール)
“伝説のトルティージャ”は一日16食限定。13時&20時に焼き上がるので、早めに並ぶのが吉。
🍷7. Ganbara(ガンバラ)
キノコのソテーが主役級。季節の素材を使った上品な味わいで、大人のバルタイムにぴったり。
🍷8. La Viña(ラ・ヴィーニャ)
言わずと知れたチーズケーキ発祥の地。食後はここで別腹を満たそう。
🍷9. Goiz Argi(ゴイズ・アルギ)
海老串「ブロチェタ」はにんにく香る定番の味。小さくても実力派。
🍷10. Atari Gastroteka(アタリ)
おしゃれバル代表格。教会前の開放感あるテラス席で、生ハムコロッケを片手に地元気分。

旧市街地のバル街(イメージ)
🕒 営業時間と定休日(目安)
店名 | 営業時間 | 定休日 |
---|---|---|
Bar Sport | 12:00〜23:30 | 無休 |
Borda Berri | 13:00〜15:30、19:30〜23:00 | 月 |
Gandarias | 12:00〜00:00 | 無休 |
Cuchara de San Telmo | 13:00〜15:30、19:30〜23:00 | 火 |
Txepetxa | 12:00〜15:30、19:00〜23:00 | 月 |
Nestor | 13:00〜15:30、20:00〜23:00 | 日夜・月 |
Ganbara | 11:00〜23:00 | 火 |
La Viña | 11:00〜23:00 | 無休 |
Goiz Argi | 11:00〜15:30、19:00〜23:00 | 火 |
Atari | 10:00〜00:00 | 無休 |
※時期や祝祭日で変動あり。直前のGoogleレビュー確認を推奨します。
📝 ピンチョス初心者向けTIPS
- 注文は気軽に指差しでOK!
「¿Qué recomienda?(おすすめは?)」と聞くと親切に教えてくれます。 - 温かい料理は口頭注文
「フォアグラ」や「牛ホホ」は都度調理されることが多いのでメニュー名を覚えて。 - 1軒1杯1ピンチョが現地流!
満腹になる前に、何軒かハシゴするのが楽しい。 - 地元ワイン「チャコリ」もぜひ
微発泡でさっぱりした白ワイン。どんな料理にも合います。
🧭 長く滞在する人ほど、ピンチョスは“日常”になる
1日で全部まわる必要はありません。午後の散歩ついでに1軒、夜風を感じながらもう1軒。そんなリズムが、サンセバスチャンでの「暮らす旅」にぴったりです。