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☕️この記事でわかること
- リスボンの気候・物価・食文化など生活の基本情報
- 絶対に訪れたい観光地・現地でしかできない体験
- ロングステイや二拠点生活に向いている理由とは?
🌿基本情報|気候も人もあたたかい、ポルトガルの首都
- 都市名:リスボン(Lisboa)
- 国・地域:ポルトガル
- 人口:約54万人(都市圏では約280万人)
- 気候:地中海性気候。夏は乾燥して暑く、冬は温暖で雨が多め。年間を通じて日照時間が多く、非常に過ごしやすい気候です。
- 公用語:ポルトガル語
- 英語の通用度:観光地や若者の多いエリアでは英語がよく通じ、都市部では英語だけでも不自由なく滞在できます。
🏛歴史と文化|古代ローマから大航海時代まで、多様な文明が息づく街
リスボンは西ヨーロッパでも最古級の都市のひとつ。ローマ帝国、ムーア人の支配、大航海時代という多様な時代を経て、独自の文化を築いてきました。
- バイシャ地区:1755年の大地震後に再建されたエリア。碁盤目状の街並みと広場が特徴的です。
- アルファマ地区:迷路のような小道と石畳が広がる、ムーア時代の面影を残す旧市街。
- ファド(Fado):哀愁を帯びたポルトガル伝統音楽。夜のレストランやバーでの生演奏は必体験です。
- アズレージョ:青を基調とした装飾タイル。駅や建物の壁面を彩るリスボンならではの景観です。
📸観光・アクティビティ|リスボンを味わい尽くすには?
絶対に訪れたい名所
- ベレンの塔:大航海時代の象徴。テージョ川のほとりに佇む白亜の建築。
- ジェロニモス修道院:マヌエル様式の最高傑作。世界遺産にも登録されています。
- サン・ジョルジェ城:リスボン旧市街とテージョ川を一望できる絶景スポット。
現地ならではの体験
- 28番トラム:黄色いレトロな路面電車で坂の街をのんびり横断。まるで映画のワンシーン。
- ファド鑑賞:特にアルファマやバイロ・アルト地区では、ディナーとともに本場の演奏を楽しめます。
穴場&自然の癒し
- セニョーラ・ド・モンテ展望台:リスボン市内を見渡せる高台。夕暮れ時は特におすすめ。
- カスカイス:電車で30分。美しいビーチと海風が心地よいリゾートエリア。
💶生活コスト|東京の7〜8割でゆったり暮らせる
- 家賃の目安:
- Airbnb(短期):€800〜1,500/月
- 長期賃貸:€600〜1,000/月程度
- 交通費:ICカード利用で約€1.65〜とリーズナブル。
- 外食:
- エスプレッソ:€1前後
- 地元食堂の定食:€6〜10程度
生活コストは控えめながら、質の高い暮らしが可能です。
🍷食文化|シーフードとポートワインの宝庫
- 定番料理:
- 干しダラ(バカリャウ)を使った煮込みやフリット
- イワシの炭火焼き(6月の祭りシーズンが有名)
- アサリの白ワイン蒸し、タコのオーブン焼きなど
- スイーツ:
- パステル・デ・ナタ(エッグタルト)が絶品。元祖「パステル・デ・ベレン」は必訪。
- ワイン:
- ポートワイン(特に10〜20年熟成のトゥニーポート)はチーズやスイーツと相性抜群。
- ヴィーニョ・ヴェルデやドウロ渓谷産の赤ワインも人気です。
🌍ロングステイ・二拠点生活に向いている?
- ビザ:
- 90日以内の観光はビザ不要(日本人)
- デジタルノマドビザや退職者向け滞在ビザも利用可能
- インフラ:
- 治安良好、医療水準も高く、英語対応の施設も多い
- 国際性:外国人居住者も多く、英語でも暮らしやすい環境が整っています。
✍️編集後記|リスボンは、ロンバケや二拠点生活の“本命”都市かも
年間を通じて快適な気候、美しい海と歴史的街並み、豊かな食と音楽文化。
そして生活コストの手頃さと、ビザ制度の柔軟さ。
リスボンは、ロングバケーションや二拠点生活に本当にぴったりな街だと感じました。
特に「初めてのヨーロッパ長期滞在」を考えている人には、語学面・インフラ面からも安心できる場所だと感じました。
カフェで本を読みながら、夜はワインとファドに浸る——
そんな心ほどける日々を、ぜひリスボンで体験してみてください。