🍇この記事でわかること
- ボルドーの気候・物価・食文化など生活の基本情報
- 絶対に訪れたい観光地・現地でしかできない体験
- ロングステイや二拠点生活に向いている理由とは?
🌿基本情報|ワインと歴史が息づく南西フランスの港町
- 都市名:ボルドー(Bordeaux)
- 国・地域:フランス、ヌーヴェル=アキテーヌ地域圏
- 人口:約26万人(都市圏では約137万人)
- 気候:温暖な海洋性気候。冬は穏やかで雨が多く、夏は暖かく比較的乾燥しています。
- 公用語:フランス語
- 英語の通用度:観光地や若者の多いエリアでは英語が通じやすく、都市部では英語だけでも不自由なく滞在できます。
🏛歴史と文化|「月の港」と称される世界遺産の街並み
ボルドーは、古代ローマ時代から続く歴史を持ち、18世紀の啓蒙時代にはフランス最大の港町として繁栄しました。その美しい街並みは「月の港(Port de la Lune)」として2007年にユネスコ世界遺産に登録されています。
- サン=タンドレ大聖堂とペイ・ベルラン塔:ゴシック様式の大聖堂と、隣接する展望塔からの街並みの眺望は圧巻です。
- グラン・テアトル:18世紀に建てられた壮麗なオペラハウスで、現在も公演が行われています。
- グロス・クロッシュ(大鐘楼):中世の城門に設置された大鐘楼で、ボルドーの象徴的な建造物の一つです。
📸観光・アクティビティ|ボルドーを味わい尽くすには?
絶対に訪れたい名所
- ブルス広場と水の鏡(ミロワール・ドー):美しい建築と水面に映る幻想的な景観が魅力のスポットです。
- サンタンドレ大聖堂:11世紀に建てられたゴシック様式の大聖堂で、歴史的な価値が高い建築です。
現地ならではの体験
- ガロンヌ川クルーズ:川沿いの美しい街並みを船上から楽しむことができます。
- ワイナリーツアー:市内や近郊のシャトーを訪れ、ボルドーワインの製造過程を学びながら試飲ができます。
- カヌレ作り体験:ボルドー名物の焼き菓子「カヌレ」の手作り体験ができるワークショップも人気です。
穴場&自然の癒し
- ダルウィン・エコシステム:旧軍施設を再利用したエコカルチャー複合施設で、カフェやショップ、スケートパークなどがあります。
- シャルトロン地区:アンティークショップやカフェが立ち並ぶ、落ち着いた雰囲気のエリアです。
- サン=テミリオン:中世の街並みが残る世界遺産の村で、ワインの名産地としても有名です。
💶生活コスト|パリよりリーズナブルで快適な暮らし
- 家賃の目安:
- 短期滞在(Airbnbなど):€800〜1,500/月
- 長期賃貸:€600〜1,200/月程度
- 交通費:トラムやバスの1回乗車券は約€1.70、定期券は€30〜50/月程度です。
- 外食:
- カフェのコーヒー:€1.50前後
- ビストロのランチセット:€10〜15程度
生活コストはパリに比べて抑えめで、質の高い暮らしが可能です。

🍷ワイン文化|世界に誇るワインと美食の街
定番料理
- エンタルコット・ボルドレーズ:赤ワインソースで煮込んだ牛肉料理。
- カスレ:白インゲン豆とソーセージ、鴨肉などを煮込んだ南西フランスの郷土料理。
- カヌレ:ラム酒とバニラの香りが特徴の外はカリッと中はしっとりとした焼き菓子。
ワイン
ボルドーは、世界的に有名なワインの産地であり、赤ワインを中心に多様なワインが生産されています。特に、メドック地区やサン・テミリオン地区のシャトーでは、高品質なワインが生産されており、多くのワイン愛好家を魅了しています。
🍇ワインミュージアム|La Cité du Vin(シテ・デュ・ヴァン)
ボルドーの象徴的な建築物である「La Cité du Vin(シテ・デュ・ヴァン)」は、ワインの歴史と文化を体験できるインタラクティブな博物館です。常設展示では、世界各地のワイン文化や製造過程を学ぶことができ、8階の展望台「ベルヴェデール」では、ボルドーの街並みを一望しながらワインの試飲が楽しめます。営業時間は季節によって異なりますが、一般的に10:00〜18:00で、土曜日や祝日は19:00まで営業しています。 laciteduvin.com

🏰訪れるべきシャトーの一例
ボルドー周辺には、訪問可能な魅力的なシャトーが多数存在します。以下はその一例です:
- シャトー・シュヴァル・ブラン(Château Cheval Blanc):サン・テミリオン地区に位置する、プレミア・グラン・クリュ・クラッセAの格付けを持つ名門シャトー。
- シャトー・オー・ブリオン(Château Haut-Brion):ペサック地区にある、1855年の格付けで第1級に選ばれた歴史あるシャトー。
- シャトー・パプ・クレマン(Château Pape Clément):ペサック・レオニャン地区に位置し、14世紀から続く伝統を持つシャトー。
- シャトー・フィジャック(Château Figeac):サン・テミリオン地区のプレミア・グラン・クリュ・クラッセBに格付けされている、歴史的なシャトー。 winetourinfrance.com
これらのシャトーでは、事前予約により見学や試飲が可能です。公共交通機関を利用してアクセスできるシャトーも多く、ワイン愛好家にとっては必訪のスポットです。
💶生活コスト|2025年の最新情報
2025年現在、ボルドーでの生活コストは以下の通りです:
- 家賃の目安:
- 短期滞在(Airbnbなど):€800〜1,500/月
- 長期賃貸:€600〜1,200/月程度
- 交通費:トラムやバスの1回乗車券は約€1.70、定期券は€30〜50/月程度です。
- 外食:
- カフェのコーヒー:€1.50前後
- ビストロのランチセット:€13〜34程度 Budget Your Trip
生活コストはパリに比べて抑えめで、質の高い暮らしが可能です。特に、地元の市場やカフェを利用することで、コストを抑えつつも豊かな食生活を楽しむことができます。
ボルドーは、ワインと美食、歴史的な街並みが融合した魅力的な都市です。ロングステイや二拠点生活を検討している方にとって、快適な気候と充実した文化的体験が得られる場所と言えるでしょう。